風景

カエル氏何思う

とある実験を行っているビニールハウス内。温度を測るためのセンサーのカバー(小型百葉箱のようなもの)にいつの間にかアマガエルがたたずむようになった。

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内部の計器には影響はないだろうが、暑いビニールハウス内でアマガエル氏が熱中症にならないか心配になる。

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カエルは色々なことを考えるほどの思考能力はないはずだが、こうしてたたずんでいる姿を見ると人間には認識できないところで、実はすごく崇高なことを考え込んでいるのかも知れないと思えるほど知的な顔をしている。目が2つあって口があって、指のついた手足があると何故か擬人化してしまう。古来、カエルは擬人化される対象になっている。このアマガエル氏の顔を見ていると、実は、人類のほうが単純な世界で不必要に大きな脳で余計なことを考えているだけなのかもしれない…と思ってしまう。

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日食

今日はめったにないという国内で皆既日照が見られる日だ。しかし、本州では部分日食となった。

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今日は野外で調査だったので、運がよければ日食を拝めるかと思ったら、朝から雨。ところが、日食の瞬間だけ雲が薄くなり、しっかりと日食を確認することができた。日食の最中は薄暗い状態になった。谷底の渓流沿いにいたので、木陰などは本当に暗く、夕方のようになった。

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気温が低かったこともあって谷沿いは霧のような状態になり、幻想的な日食の瞬間を堪能することができた。

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朱雀門

仕事の都合で古都奈良へ。

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平城宮の入り口朱雀門。当然再建されたものだが、当時の雰囲気を十分に感じることができる。この門の前を人々が往来し、物売りや乞食もここにいたのだろう。平城京遷都は1300年以上前だが、そのころにはすでにこのような建物を建てて、今と変わらない感覚を持った人間がいたいうのは、当たり前のことながら、なかなか実感がわかない。

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海が呼んでいる

長野県に住んでいると当然のことながら、海を見る機会が少なる。普段は海を見なくても平気だが、仕事などで煮詰まってくるとやはり海が恋しくなる。

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今現在、海というより干潟に行きたい気持ちが大きい。冬であってもあの豊かさは一度見てしまうと癖になってしまう。来週くらいには実際に行ってしまおう。

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抗わない方法もある

川に架かる橋はなるべく丈夫に作って高い橋脚をつけ、ちょっとやそっとの増水には耐えられるように作られる。しかし、中にはユニークな方法で作られた橋もある。

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四万十川に架かる沈下橋。橋脚は短く、細く水の抵抗を少しでも低くしている。川が増水すると橋は完全に水に沈む。完全に水に沈んだ時に水の抵抗を小さくするために欄干もついていない。洪水で橋がよく流された結果たどり着いたすごいアイデアだと思う。

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冬の足音

北信地方を移動中、峠を越えて白馬村に入ったときのこと。ふと北アルプスを見ると冠雪していた。
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季節の巡るのは早い。この間まで暑いと思っていたのだが、気が付くと最低気温が一桁にまで落ちるようになった。今年は色々と忙しく、季節を感じることがあまり多くなかったが、意識して風景を見ると少し余裕をもって季節を感じることができる気がする。

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新蕎麦の季節

栽培品のソバは収穫の時期を迎えている。ついこの間までソバの花が一面に咲いていたのだが、気がつくと結実していたようだ。
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収穫後のソバ畑。上部の花序の部分だけ刈り取られ、茎だけが畑に残されている。刈り取られた花序は果実の部分だけを取り出し、機械や石臼などで挽かれ「蕎麦粉」になる。

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龍の巣

松本の東、美ヶ原高原で毎年実施されている植生調査に今年も参加した。

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調査中、ふと空を見ると大きな入道雲ができていた。これはこのあと荒れるのではないかと思っていたら、この2時間後、車で帰る途中に激しい雷雨に見舞われた。入道雲は積乱雲といってこの雲の真下は激しい雷雨になる。標高の低い場所で暖められた空気が美ヶ原山塊を一気に駆け上り、巨大な雲になったのだろう。

…とにかく、調査に支障がなくて良かった。

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エルムの森

寒冷地のやや湿った場所にはハルニレ(エルム)が群生する。

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北アルプスの登り口、徳沢の付近にはハルニレの大きな群落がある。梓川の上流は荒れた河原が広がっているが、その周辺は林床が湿地状の場所があり、ハルニレ、ヤチダモ、ヤナギ類が多い。ちょうど北海道の野幌の原生林がこのような姿だ。道沿いにあるサクラがシウリザクラというのも一致している。

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上高地の嵐

週末は上高地に行き、ある植物の分布調査を行っている。しかし今週は悲惨なものだった。今日は雨。しとしと雨だったので調査を行ったが、午後になると急に5m前が見えなくなるほど降りはじめた。雷が鳴る前に車に戻ろうと急いでいた時、前触れもなくすぐ上の車道にまともに落雷した。開けた場所を通過しなければならないが、危ないので林内で雷が少し収まるのを待ち、さっさと退散した。

車の中で待っていてもいっこうに激しい雨と雷が止みそうにないので帰ることにしたのだが、先ほど落雷があったと思われる場所を通過するときに木が折れているのに気が付いた。

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ヤナギ2~3本の幹が見事に折れ、上空はぽっかりと空間が空いていた。

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見事に枝が裂けていた。先ほどの雷のせいでないと信じたいが、裂け目が新しすぎる。落雷をみた歩道から50m程の距離…。一瞬背筋が凍った。

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