乗っ取りヴェスパ
生物の習性というのは本当に摩訶不思議で、一体どういう進化のプロセスをたどるとそういう習性を獲得するのだろうと、首を傾げたくなるものがある。
樹液をせっせと吸っているチャイロスズメバチのワーカー(働き蜂)。チャイロスズメバチは女王蜂が他の種類のスズメバチの巣に侵入、女王蜂を殺した後、残った他種のワーカーを使い自分の子供を育てさせるという恐ろしい習性を持つ。このチャイロスズメバチのワーカーも他種に育てられたものなのだろうか。
チャイロスズメバチはかなり希少な昆虫で、県によってはレッドデータブック記載種になっていることも少なくない。他種の巣の乗っ取り、他種のワーカーを使い、自分のワーカー育成をさせるというのはあまり感心しないが、これは主観だ。完全にニュートラルの気持ちで、希少なものは守るという価値観を身に付けたときこそ、「保護」という行動が自然にできると思う。
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