雑種とは…。
植物の場合、両親が同種の場合は優性遺伝の法則によって、より優性な形質が「表現」される。たとえば、赤い花と白い花の同種をかけあわせても中間のピンクではなく、赤色の花になることが多い。しかし、雑種の場合、両親の中間の形質を示すことが多い。
このシダはシノブカグマとホソバナライシダという2種の雑種のアズミノナライシダだ。これだけだといまいちイメージが湧かないが…。
写真の左がシノブカグマ、右がホソバナライシダ、真ん中がアズミノナライシダ。アズミノナライシダが両親を足して2で割ったような中間的な形をしている。雑種というのは自然界で生じる確率が低く、シノブカグマとホソバナライシダが混生している場所はいくらでもあるが、アズミノナライシダはまず見ない。滅多に見ないアズミノナライシダを見るたびに、中間形を産む遺伝子の垣根がいかに高いかを感じる。
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