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2009年9月

弾けた秋

現地調査だというのに、あいにくの雨。途方にくれていると、荒地になった場所にメハジキが一面に咲いていた。

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メハジキは益母草という名前で漢方薬としても利用されている。河川などに見られる。1本だけでも十分に綺麗だが、一面に咲くと花畑のようになる。秋に咲く花は青系統が多く、赤系統が少ないため、一段と華やかな印象を受ける。

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湿地の秋

気が付けば9月。季節は着実に秋になっている。

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湿地にも今年最後の花盛りがやってきた。ミズトラノオの花は晩夏から秋に掛けて咲く。ミズトラノオやマアザミ、サワシロギクといえば里の湿地の秋を代表する花だ。もともと休耕田や崩壊地に偶然できた水たまりに由来する低層湿原は、あっという間に樹林になる。かつては湿地が新たにできたり、消滅したりと、モザイク的に分布し、湿地の植物は小さな移動をしつつ「平衡状態」のなかで、その存在を維持していたのだろう。しかし、湿地の出現と消失の平衡がなくなった現在では、決まった場所にすでに存在している湿地を人の手により少しでも長く維持するしかない。…というのが、「里の湿地」の現状なのだろう。

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