賀茂の紋様
組織や家のシンボルとなる紋様は自然に存在する動植物をデフォルメして用いていることが多い。
写真の植物をデフォルメしたのが賀茂神社の紋様。3枚並べると、有名な徳川の葵の御紋になる。葉の正体はフタバアオイというカンアオイの仲間。別名カモアオイとも呼ばれ、野生にもあるが、神社の境内に植えられていることもある。フタバアオイはお椀型の地味な花をつける。花の咲き始めは雄しべと雌しべが離れているが、花の終わりの頃になると雄しべと雌しべがくっついて自動的に受粉を完了する「self pollination(自動送粉)」という機構を備えている植物でもある。なるべく他家受粉をしたほうがよいのだが、花粉を媒介する動物がいなかった場合、何が何でも種子を作ろうとする執念を感じる植物でもある。
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