里と山の境界
信州は人里から少し登ると簡単に標高の高い場所に到達する。そのため里のものは山の上に上がり、山の上のものは人里に出現することもしばしばある。
写真はヤマキマダラヒカゲと「おぼわしき」もの。ヤマキマダラヒカゲは山の上、そっくりな近縁種サトキマダラヒカゲは里のものとされる。しばしば両種が混在することがあるそうだ。信州はまさにその混在エリアなのだろう。「おぼわしき」としたのは左の個体はヤマキマダラヒカゲと思えるのだが、右の個体は一瞬サト…?と思った途端、分からなくなったのだ。見れば見るほどどちらにも見える。チョウの様に外観がはっきりした分類群は見た目で分けられるものが多いが、こういう難解な見た目を持ったものもいる。種分化してからの時間が短いのか?それとも日当たりの悪い場所に生息するこのチョウはそれほど見た目に対して選択圧がかからなかったのか?考え出すときりがない。
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