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控えめな華やかさ

初夏はランがたくさん咲く季節である。前回は地味ながらきりりとした花をつけているコケイランを紹介したが、今回は有名なエビネの仲間を掲載する。

Img_2892

写真はサルメンエビネ。多雪地帯に生育する。緑色の花を付ける。控えめな華やかさと表現したらよいのだろうか。見とれてしまった。この個体はとりげもさんに連れて行って頂いた場所で撮影した。とりげもさんの地道な保全対策が功を奏して、条件が良くなった場所のバックバルブ(古い根茎)から新たに芽が出てきていた。感謝感激である。周囲にはミヤマベニシダ、オオバクロモジといった日本海側独特の大味でみずみずしい植物が生育していた。この風景の中でこそサルメンエビネの美しさが引き立つ。決して鉢植えではこの感じは表現できないだろう。「やはり野におけ雪割草」という短歌は上手いと思う。逆光を活かすべくストロボにお手製のカバーを付けたつもりが少しずれていたらしく、葉が白く飛んでしまった。これはこれでご愛敬ということにしておこう。

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コメント

ついに出ましたか。
「保全対策」というほど大げさなものではないけど、少し管理をしてやっただけです。ここも昔は薪炭林だったと思いますが、普通に薪炭林として管理されていた頃、サルメンエビネはどのくらいあったんでしょうか。
昭和初期の里山に行ってみたい気がします。

投稿 とりげも | 2007年7月13日 (金) 01:27

とりげもさん
江戸後半から昭和30年くらいまでは薪炭林管理のついでにエビネやカンアオイなどの林床植物が繁茂していたのではないでしょうか。もちろん一面に生えていたとは思えませんが、点々とごく普通に…。昭和初期の里山は行ってみたいですね。今では庶民でなくなった植物がごく普通に生えていて花を摘んで盆花に出来たといいますからね。
しかし、サルメンエビネは本当に綺麗ですね。地味好きの私としては本当にストライクゾーンど真ん中です。すてきな場所に連れて行って頂き本当にありがとうございました。

投稿 えなが | 2007年7月14日 (土) 22:39

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